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西浦に降り立った初日、俺は公園に野宿した。
結局、考えても俺に合いそうな職は見つからなかった。
こうなったらマンガ喫茶あたりでバイトでもするか。
いやいや、それじゃ魔法使いとしての自立にはならない。
「さぶっ」
外で野宿するのはやはりきつかった。
天候が悪くならなかっただけ幸いだが、このままじゃ野垂れ死にだ。
どうするか。俺はベンチで寝転がったままうーんと唸っていた。
「あなたが魔法使い?」
考えるのに疲れて眠りそうになっていると、女の人の声が聞こえた。
目を開けると、そこには巨乳でロングヘアの美人がいた。
もしかして、これって逆ナンか?
「な、なんすか?」
「やっぱり! あなた魔法使いなのね!!」
ぐいーっと、嬉しそうな顔が迫ってきた。
もしかして、童貞狩りとかされちゃうのか?