三橋「阿部君の精子が飲みたい!」

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420fusianasan
*人妻、ゲロ、本低を融合してみたけどどれも中途半端になったよシスコンは無理だったよ注意 *リュー注意

「リュー、わ わらび餅、食べる?羊かん は?」
「が 学校、楽しい?どんなことしてるの?」
「あの、ね。これ、すっごい よ!リ、リューもやってみる?」
やたらと構ってくるレンがうざい。
わらび餅を差し出すレンも、必死に話をしようと話題を出すレンも全部無視したのに今度は通販で買ったと
言うバランスボールを持ちながらレンは機嫌を伺うようにオレを見た。
「やんねーよ」
つっけんどんに返して、オレは読んでいた本に目を戻す。
レンが落胆した様子が見なくてもわかった。

結婚してからのレンが嫌いだった。
単純に気持ちが悪かった。
世の中に同性愛者がいるのは知っている。
だけど、目の前にすることがない限り、それは空想の生き物と同じでオレにとって現実味のないものだった。
ずっとずっと昔から知っている従兄弟がそれだと知らされ、嫌悪感を抱くオレは非道だろうか。
差別だとか偏見だとかはいけないことだなんてのは結局は全部キレイごとで、レンの結婚を知った時にオレが
抱いたのは、途方もない拒絶感だった。
「な なんか、食べたいの、ある?オ オレ、買ってくるよ!」
機嫌を取ろうと、近づいてきたレンを露骨に避ける。
汚い手で触らないで欲しい。
今日だって本当はこんな所に来たくなかった。
レンとは結婚して以来のこの3年間、顔を合わせていなかった。合わせるつもりもなかった。

ずっと避けていたレンを訪ねることになったのは、他でもないレンのおばさんからの頼みだった。
おばさんがオレの家に遊びに来ていた時に、ちょうどレンの家の方へ行くと言う話をしたら、ついでに届け物を
して欲しいと頼まれたからだ。
おばさんの手前、あからさまに嫌な顔をできなかった。
余計なことに、隣で聞いていたおじさんがそれならば帰りは自分が車で拾ってあげようと提案した。
つまりは、自分の用を済ませた後、レンの家に届け物をし、その家でオレはおじさんが来るまで待っていなければ
いけなかった。