三橋「阿部君の精子が飲みたい!」

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210フグってすごい
「三橋、フグ食おうぜフグ」
「わ、久しぶり、だ」
俺と三橋はフグを食べようとしていた。
知り合いからフグを貰った俺は、自分で捌いて三橋に振る舞おうとしているわけだ。
え?危ない?大丈夫大丈夫。
「さ、食おうぜ」
「う、うん。でもなんか、このお刺身分厚い、ね」
「なんだよ。薄くなくちゃフグ刺しって言えないってのかよ」
「そうわけじゃない、よ……」
「もういい。三橋には食わしてやらん!」
俺はフグの刺し身を口のかき込んだ。
こうなったらやけ食いだチキショー。
「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!………………ウッ!?」
「お、俺くん!?」
な、なんだ?
急に手足が痺れだした。
「俺くんどうしたの!?俺くん!」
三橋がぼやけて見える。
息ができない……苦しい……
三橋……三橋……

「俺くん……」
仏壇の前で、三橋は手を合わせていた。
「フグってすごい。ちゃんと、プロの人に料理してもらわなきゃ、駄目、だ」
俺はフグ毒で死んだ。スイーツ(笑)


「て、死んでたまるか!!」
「お風呂で寝ちゃうなんで、俺くんて、河で寝てる豚さんみた、い」
フグ毒だけにオチが苦しい。