三橋「い、磯野カツオ君!」

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983偽りの螺旋・水谷の場合 代理
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1213447344/511
親方の分もチケットを貰ってたんで誘ったが、断られた。
「あーいうしっぽり出来ないのは嫌なんだ」
そりゃまあそうだけど、自分の作った愛玩人達の仕事っぷりが気にならないのかな。
仕方ないんで一人で行く事にする。
開店前の店にはもう既に列が出来ていて、俺は最後尾に並んだ。
どいつもこいつももてそうに無い男ばかりだ。さらに金も無さそうだ。
ま、これは俺の先入観も入ってる。金さえ有れば、自分専用の愛玩人を持つしな。
それに、俺も傍から見ればそうかと苦笑する。
時間を見計らってきただけあって、程なく開店した。
「いらっしゃいませー!!」
入った店内で迎えてくれたのは裸エプロンの獣人型愛玩人達。
前に来た時はサービスデーじゃなかったからか、エプロンの下に、際どい水着レベルの露出度の物を着てたから、びっくりした。
あ、裸エプロンと言っても、ホワイトブリムに白い首輪、白いソックス、白い革靴は着用している。
席に案内されて、俺は注文を聞きに来た獅子型ウェイトレスに貰っていたチケットを差し出す。
「ハイっ、ありがとうございますぅ」
注文を確認し、ふる〜んと尻尾で差し出した手を撫でられる。ウヒッ。一番人気のノエルちゃんだっけ。
俺は今朝、サイトで確認したことを思い出しながらにやける。
ハッとそんな自分に気付き、慌てて当初の目標、『うち発愛玩人の働きっぷり』を確認すべく、周りを見る。
いたいた。いの一番に、昨日まで一緒だった狐レンが目に入る。
なぜなら、一人だけ挙動不審だから。
昨日出た猫ルリ他2人も、やっぱり動きが初々しいから、すぐ見つかる。
それから、と、首を回す。
この店には結構うち作製の愛玩人が働いてるんだよね。
ま、水谷さんは遺伝子持ち込みも多いから、同じ顔はあんまり無いんだけど。
ついついそこかしらをうろつく愛玩人の尻に行ってしまう己の目を、心の内で叱りつける。
ああまあ、皆元気そうだ。
二ヶ月前にメンテで会ったばかりだけど、元気な顔を見れて一安心だ。
「す、すずき!さんっ!」
狐レンが俺の注文したカフェオレを持ってやってきた。
「おお、サンキュー」
あーやっぱり麗しいお顔の他の子達と比べると、ブッサイクだなあ。