>>385>>388>>391>>393 ※ホラー注意
うっかり口を滑らせてしまったのを修ちゃんは聞き逃さなかった。
「忘れてきただって?どこに?おれが来た前の日廉は出かけてたんだろ、その時か?」
ごまかし切れないと思ったオレは、ぽつぽつといきさつを話した。
今となっては幻覚のようにも思える行為と、その後の不気味な体験はもちろん省いて。
「でも、そこじゃない、ような気がする…」
悪あがきで言ってみたけど、修ちゃんに「ふーん」と聞き流されてしまう。
結局、病院を受診したあとあそこに寄ることを決められてしまい、オレは泣きたくなった。
自分の迂闊さがとんでもない結果を招いてしまった。
オレはもう絶対あの家には行きたくないんだ、修ちゃん!
だけどその理由を説明しろと言われたら、オレがされたことを何もかも話さなければならな
い。それだけは嫌だ。
どうにかしてあの家に行くのを避けたいオレは、病院に向かう間も診察を待っている間もず
っと上の空だった。
ここまで
いやせっかく一周年だからなんか楽しいの投下したかったんだけどさ・・・