志賀「〜してみはしたんだけど を使い文を作れ」

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787専プラ384・代理投下
>>780
ちょっと熱っぽかっただけだったのに、弾かれたショックでまた熱が上がったようだ。視界が揺れている気がする。
「おっ、おおおれ さん!しっかり、して!」
384の悲鳴に似た声で、俺は何とか目を開けた。
PCのキーボードに突っ伏してしまったみたいで、レス窓には無意味に打たれた文字が並んでいる。
その奇怪な文字の羅列の中に、俺はある言葉を捉えていた。

みは した ん の
しっ こ でた い た
おか ゆが た べたい

「……みはし たん の、しっこ で たいた、おかゆ が たべ たい」
「お、俺 さーんっ!」
みはしっこ粥、いいな…
384の声を遠くに聞きながら、俺は意識が遠のくのを感じていた。


気が付いたら俺はスプーンを握り締めて机に突っ伏していた。視線を上げると、スクリーンセーバーの三橋と目が合った。
PCの横には冷めてしまった粥があって、俺は気を失う前の行動を思い返した。
そうだ、薬飲む前に何か食わなきゃって、レトルト粥をレンジでチンしたんだった。
384はスリープモードに入っていて、そして俺はやっぱりアク禁のままだった。
一周年までもう数日しかない。
俺は冷たい粥を口に運びながら、救助の手が差し伸べられるその時を思った。