※ころころタイトル代わってすまんできればwiki収録時は
前回分からこっちのタイトルにお願いします
前回711スレの135
M嬢専門クラブ『O-ReRa』に三橋が初出勤する日がやって来た。
とはいってもまだプレイ道具も予備知識もそろっていないので、今日は店員による「講習」だけだそうだ。
SMの持ち物は縄、鞭、拘束具、ロウソク、浣腸器、ローション、バイブ等とにかく多い。
それらは入店時に店から一式プレゼントされるらしいから、初日にあたって大きめの鞄かバックだけは
自前で持ってきてくれと言われていた。
三橋が選んだ四角いボストンバックの側面を目立たない程度に小さくくりぬく。
「あ なに してるの?阿部君?」
「小型の盗撮カメラしこんでんだよ。テレビの潜入取材とかでよくあるだろ?」
「でも そんなの 何に…?」
「お前が折檻されてるとこ覗くためにきまってんじゃねーか。いいか、ホテルについたら部屋全体が映る
なるべく高い位置におけよ。失敗したらまたアレ突っ込むからな。」
最後の台詞の破壊力が相当だったのか、三橋は顔面を蒼白にしておおきく頭をふった。
『O-ReRa』はプレイルーム完備のクラブではない。ラブホテル街にたつ出張式の店だ。
電話やサイトで予約を取り、その客が待つホテルに女の子を向かわせる。
そのためプレイグッズが詰め込まれたボストンは、どこに携帯しても不自然ではない。
クラブの前で三橋と別れてから俺は近くの満喫の個室で、電波状態を設定しながら
受信画面に映し出される画像の鑑賞をはじめた。