※エロなし・設定いっぱい捏造パラレル注意
※刺激的ィなのはないけどお下品なのはあるかもしれないゾ
※しんのすけって阿部の初期設定のことじゃないゾ
『廉にーちゃんは野球をやめたゾ』
「しんちゃーん、起きなさーい!」
いつも通りの朝。
しんのすけは未だに夢の中。
朝食の残りのおかずを作るみさえがしんのすけの名を呼ぶのは、これで三度目。
そばのテーブルには、朝食を食べているひろしと廉がいた。
ひまわりは、幼児用のイスに座ってミルクをちゅぱちゅぱしていた。
「廉も、早く食べちゃいなさい。今日は部活見学するんでしょ」
「あ! そ、そう、だった」
みさえに言われ、茶碗に入った白米を勢い良く口に運ぶ。
まだ足りないのか、口の端にご飯粒をつけて、廉はみさえに茶碗を差し出した。
「いつもよく食べるわねぇ。でも、次で学校に行くのよ。春日部から西浦高校まで遠いんだから」
「ふひっ。わ、かった!」
山盛りの白米の入った茶碗を受け取り、廉は嬉しそうに笑う。