三橋「あべくんそうにゅうしてください」

このエントリーをはてなブックマークに追加
94fusianasan
「あべくんそうにゅうしてください」
三橋がパクパク口を開き声を落とした。オレはめんどくさそうに眉を寄せて答える。
「ホテル代はおまえが払えよ。ローションとかもおまえが用意しろ。慣らすのめんどくさいから尻穴は自分で拡張しとけよ」
矢継ぎ早に繰り出すオレに三橋はこくこくと神妙にうなずく。
「はいわかりましただからそうにゅうそうにゅうそうにゅう」
「おいおい、そうせっつくなって」
とんと三橋の額を押す。ギギギギギイ……耳から煙を出し軋みながら三橋が後ろに倒れる。
フンパツして宿を取ったラブホテルの馬鹿でかいベッドの上でポンコツ三橋が仰向けに倒れている。
「そうにゅうそうにゅうそうにゅうそうにゅう……そう、にゅう…」
音声は壊れかけのレイディオのようでノイズにまみれながら徐々にペースダウンし、やがて途切れた。
「三橋」
「三橋三橋三橋」
倒れた三橋は瞳孔をがっきと開いたまま動かなくなった。
あまりのポンコツぶりにオレはもう笑うしかなかったんだけど、出てきたのは涙だった。

あ〜スレタイ職人はやくきて