三橋「まだ、オレの誕生日だ よー」

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308代理・偽りの螺旋
>>302みはたんに終われた!やったね俺!

レンは目を丸くしながら頷いて、真似をする。
その純粋な関心具合がちょっと恥ずかしい。
だけど、これで排泄の躾が済んだんだ。
どこに出しても恥ずかしくない、良かった良かった。

俺は満足感に浸りながら、部屋に戻り、裸のレンに俺の服を適当に選んで着せる。
居間に戻ると、親方が起きていて、ルリは親方を親の仇の様に睨んでいた。
まあ気持ちは分かるが、ルリはどうでもいいと放って置いて、ルリの様に怯えるレンを隣に座らせ、マリアとチヨに二人の世話を頼む。
そして、チヨの用意した食事を親方と二人で食べた。
愛玩人達は専用の栄養とカロリーが計算されたフードゼリーを飲ます。
まあ愛玩人と人間の肉体組成に差は無いから、愛玩人が普通の食事を食べても、俺達がフードゼリー食べても何の問題もないんだが、経理上の問題だな。
フードゼリーは不味くはないが、なんと言うか、栄養満点なんだね★って味で普段、食べたい物ではない、が、安い。
だもんで、俺達は普段から食事だが、愛玩人達は安い食材が入った時だけ食事をさせて、それ以外は大抵フードパックだ。
食事をしながら、親方とレンの具合を報告しつつ、採取した体液の成分の解析を取り出す。
それらを見ながら、俺と親方は話し合い、ルリとレンの販売方針を固めた。
「まあ一月ほどは、具合が変わるかもしないからレンのケツの具合はコマメに確認しろよ」
「はーいっす、親方!」
そして、俺は工房のサイトを更新して、日記を書いて眠りに就いた。

5月17日(土)晴れ
今日は、ミハシ達が目覚めた。男にはレン、女にはルリと名付ける。
ちょっとずつは問題が有るけど、このままでも十分売り物になるだろう。
それで親方がちょっと調子に乗ってウザい。
当局への登録名は、親方が買値の38万4千円をもじって付けた渾名のミハシを適当に変換して「三橋」とした。
適当な人だなあと思うが、そんな人だからまあ俺も使ってもらえるんだろう。
夕飯はコロッケだった。うまい。

おわり。
読んでくれた俺ら、ありがとうな。