介助シリーズその3 アク禁スレの107にもらったネタをアレンジ
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※エロなし注意
両手を骨折して入院している俺は、何もやることがなく暇を持て余している。
たまにナースの三橋さんにセクハラするのが唯一の楽しみだが、最近は俺のことを警戒して
いるらしく一定の距離から近づいてこない。
用心深い三橋さんなんて、三橋さんじゃないと思う。
「斎藤さん、いいブツはありませんかね?」
俺は斜め向かいの男に声を掛けた。
肋骨を折ってバストバンドをしている斎藤さんは、病院の許可をもらって本を固定するタイ
プの読書スタンドを持ち込んでいた。
読書と言っても彼が読むのは大抵エロ本で、俺は時々そのおこぼれに預かっているのだ。
「ないこともないけど、ページがめくれないってすぐ返してくるじゃないですか」
「いや、今日は他の人に読んでもらおうと思って」
「俺には頼まないで下さいよ。声に出して読むなんて冗談じゃない」」
「斎藤さんの渋い声じゃ萎えるから頼みませんてば…。いるんですよ、男だけどいい感じの
声の人が」
「あー、あの人か。いい加減止めといたら?そろそろ師長に告げ口されるよ」
「俺の三橋さんはそんなことしません。エロ満載で、俺の手じゃめくれない本貸して下さい
よ」
「はいはい、読んでもらうんだったら小説がいいのかな…。でもグラビアもあった方がいい
よな…あ、これなんてどうですか?」
斎藤さんはそう言いながら一冊の雑誌をこちらに寄こした。
俺はそれを脇の下に挟んでいそいそと三橋さんを探しに出かけた。