三橋「文芸部に入部しました、三橋です」

天気がいいので三橋と出かけることにする。
ゴールデンウィーク中で微妙に人が多いのではぐれないように手をつなぐ。
食べ物のお店の前を通るたびにじーっと見つめる三橋だが、もう少し我慢しようなと我慢させる。
歩いてるとペットショップでちょうどよさそうな首輪を見つけたので買った。
お兄ちゃん。わんちゃんなんて飼ってたっけ？なんてきかれたけどこれはわんちゃん用じゃないんだよ。
三橋も限界のようなので喫茶店に入る。
ナポリタンとクリームソーダをおいしそうに食べる三橋。
口の周りが真赤になっていたので吹いてあげたらﾆｶｯと笑った。
微妙に物足りないようだったので俺のカルボナーラも分けてあげる。
最後に二人でチョコパフェをはんぶんこして（大半は三橋が食べたが）喫茶店を出た。
お腹壊さないか心配だが、三橋の胃腸は丈夫だから大丈夫だろう。
晩御飯を買い込み、いつものたい焼き屋でたい焼きを買って帰る。
家につく頃にはすっかり静かになっていた三橋。
どうやらもう限界のようだ。
晩御飯が出来るまで寝かせておいてやろう。
俺は三橋をゲージの中に入れた。