俺のピュア夢初投下
俺→ヤンキー。肩書きの欲しさに野球部に所属している。幽霊部員
阿部と三橋がヤってるのを撮ってこいと悪友に唆されて参加した強化合宿。失意にも三橋の友達にされてしまっていた。
二日目の夜、俺は三橋とこっそり抜け出した。阿部との関係を聞き出すのだ。録音レコーダーをズボンのポケットに潜ませて。しかーし…
「お、俺君、、オレ、嬉しい…。」
はっ?わけがわから、、
「は、始めてなんだっ!そ、その、」
俺はわけがわからない。「と、友達と、夜更かしして、お、お喋りするのは!」
…。俺はレコーダーを止めた。月明かりに照らされて潤んだ目でこっちを見る三橋。暗闇のおかげか、かわいく見える
こいつが俺に求めているのに答えるのも悪くないかもしれない。
三橋とふたり。星空の下で夢を語り尽くした。ビッグマウスの俺の得意分野だ。
三橋の高揚した声と月明かりに照らされた笑顔が嬉しかった。この瞬間だけでも俺が三橋を幸せにしてやったんだな
三橋も同じ気持ちだったんだろうな。俺が興奮して熱弁しているのを嬉しそうに聞き入っていた
距離が縮んだ夜だった。朝、あくびを繰り返す俺と三橋を阿部が睨んできたが
そんなの関係ない。あの一夜だけは三橋の近くにいたのは阿部でなく俺なんだからな
強気になっていた俺は阿部の前でこう言ってやった
「うちのエースを寝不足にしちまって、悪いな…」
俺は既に幽霊部員を卒業すると決めていた。阿部からキャッチャーの座を奪いとってやる
おわり