阿部「三橋!東京へいくぞ!」

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572四畳半のウサギ 3
>>564.>>567.>>569   ※エロなし注意

料金を確認し、切符を買って時間通りに来た電車に乗る。
早めに出たのでまだ通勤客で混み合う時間ではなく、2人とも座ることができた。
三つ目の駅に近づき三橋が立ち上がる。
「…落ち着いて、試験官の言うことをよく聞いてやれ。番号と名前は見直せよ。解答欄が
 ずれないように注意しろ。あとはえーと…」
「鉛筆も削ったし、御守りも持ってるよ。シュウちゃんのごはんも水も替えてきた。阿部
 君も頑張って、ね」
「おお、明日もあるかんな!頑張ろうぜ!」
野球の試合で好プレーを決めたときみたいに両手でタッチする。
しっかりした足取りで降りた三橋のダッフルコートが視界から消えるまで見送り、俺はこ
れから臨む試験に向けて意識を切り替えた。


ここまで
書いててもちょっと寂しかったりする