三橋の苦しそうな息遣いが薄暗い教室の中でやけに耳障りに思えた。
反対に、その口から発せられるピチャピチャという水音には酷く興奮を覚える。
「お前、巧くなったなぁ」
柔らかな髪に手を挿し込んでゆっくりと撫でながら褒めてやる。
「あり‥が、とう‥」
オレの足元に跪き、股間に埋めた顔を僅かに上げて三橋が言った。
気に入らない。
オレは上履きを履いた足で三橋の股間をほんの少し力を入れ蹴り上げた。
悲鳴をあげて、三橋の上半身が崩れる。
椅子から立ち上がり倒れた三橋の元まで歩くと、放り出された掌を触れる程度の強さで踏みつけた。だけど、あいつにはこれで十分だ。
「オレが褒めてやったんだけど?」
なるべく感情のこもらない声で言う。オレはオレで結構必死なのだ。
「なあ?」
もう一度声をかける。
三橋が体を震わせ、オレの上履きに顔を寄せて口付けた。
「ごめ‥な さい。お褒めくだ さり、あ、ありが とう、ございます」
手から足を一刻も早く退けて欲しいんだろう。
便所の床も踏みしめる上履きを赤い舌を伸ばし、必死に舐め上げ出す。
「ごめんなさい‥、んっ、阿部君‥‥、ご奉仕、させてください、おちんぽ、舐めさせて‥‥」
デロデロとオレの上履きを舐める三橋に満足し、オレは元の椅子へと戻る。
ギィッと背もたれが軋んだのが合図のように、三橋がオレのモノへしゃぶりついた。
三橋は、さっきよりも焦り、一心不乱に、それこそ犬のように、舌を這わせ、口に咥え込んで奉仕する。
「あふっ、んっ、おいしいです‥、阿部君のおちんぽ、おいひいれす‥‥」
卑猥な水音が激しさを増す。
口の動きに合わせ、手でも扱かれ、オレは三橋の口へと生臭い雄の液体を放った。