「う、馬井君!うまいくうんっ!」
オレは震える声で必死に目の前の彼の名前を呼んだ。
彼?彼だって?ち。チガウ。
彼だったもの、にだ。
オレの大好きな馬井君は、ひょんなことから触手になって、しまったん、だ!
顔が一個あって胴体一個があって手足が各自二本ずつあったはずの馬井君は、いまやヌルヌルした緑の触手のカタマリでしかなかった。
顔はないし胴体もない。いや、触手が固まってうねっている部分は、かろうじて胴体っぽい。
けれどその代わり、手と足が無数に増えてしまった。もう前の面影なんて、ひとつもない。
オレは溢れる涙をとめることができなかった。
「う、うま……ひゃうう!」
オレを縛り上げているだけの触手が、ズリズリと身体の上を這い出した。ヌメヌメした一本一本には、細かい体毛みたいな毛が生えてて、それをじっとりと粘着性の高い液体が被っている。
そのせいで、触手が這った跡には、ナメクジが這ったみたいなテラテラした模様が残った。
しゅるんと二本の触手が鎌首を持ち上げる。そして、さきっぽがぐにゅりとへこんで、オレの乳首に吸い付いてきた。
ちゅうちゅう吸われて、オレは悲鳴を上げる。
「や、やああ!そんなに、すっちゃ、やあっ!!」
オレの叫び声に呼応するように、残りの触手が股間とお尻に吸い付いてきた。
「うぐっ!いっぱい、こわれちゃうううう!しょくしゅう!しょくしゅううう!」
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