>>211 ◇
何回目かのせっくすごっこのときです。
毛を剃ってもいいか、と聞かれました。毛というのはチン毛のことです。何だかよくわからないけどチン毛がつるつるだとクるのだそうです。クるとはおちんちんが余計に大きくなるということです。
オレは実をいうとまだお尻の穴に入れられるのは苦しくて、だから大きいよりもむしろ小さい方が良いのです。そういったわけで嫌だなあと思いました。
それって、痛い、かな? そーっとするから大丈夫だよ、阿部君はあっさり答えます。
そーっと、と言っても、よりおちんちんが大きくなるのだから大丈夫ってことはないだろう。だけどオレは阿部君が喜んでくれるのが好きだ。阿部君の役に立つことが嬉しい。だから剃ってもらうことにしました。
その次のせっくすごっこの日が決行日となりました。
阿部君がシェービングフォームの缶をスポーツバッグから取り出しカシャカシャと振ります。何だか怖いです。下半身を丸出しにしてオレは部室のベンチに座っています。もじもじと閉じてしまう足を蹴られ大きく開かされました。
ひゃっと声が出ました。白くモコモコした泡がオレのおちんちんの上を覆っています。冷たい。
阿部君がその上でT字カミソリを滑らせます。Tの形だからT字カミソリというのだそうです。
ゾリゾリゾリゾリ。白い泡をかきわけつるつるになっていきます。
オレのおちんちんは剃るのに邪魔なようです。阿部君がオレのおちんちんを何かのレバーのように握りうざったそうに右へ左へ倒します。むずむずしてきました。恥かしくて顔が熱いです。
オレのおちんちんが大きくなってきたのが面白いのか阿部君が笑いながらしごいてきました。阿部君は本当に酷い。それから四つん這いになりお尻の穴の周りの毛まで剃られました。
自分でお尻の穴が見えるように広げさせられたのが本当に恥かしかった。オレしか見てないからいいだろ、阿部君はいつも怒っています。
阿部君の息が荒くなってきました。ハァハァ熱い鼻息がオレのお尻に当たります。いきなり尻たぶを叩かれました。バチンバチン何度も打ってくるのです。ビリビリ痺れる感じで焼けるように痛い。
何で、何で、だ。阿部君。
阿部君はどうしてこんなことをしてくるんだろう。振り返ると阿部君が真っ赤な顔をしていました。
阿部君と目があいました。