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次の日から、泉君と田島君はずーっとオレの側にいてくれた。
二人とも何も言わなかったけど、浜ちゃんも時々オレを気遣う素振りを見せるようになったから、きっと浜ちゃんにも話したんだと思う。
みんななんでもないみたいに、いつも通り接してくれる。
それが嬉しい。悲しい。情けない。
「三橋、あれからなんかあった?」
「え、と…」
ないよ、と言って、田島君に叱られた。
嘘つくなって。
昨日の、メールのこと。
阿部君には言えなかった、メールのこと。
あの人は、いつもオレを見てるんだ。
阿部君だけじゃない、泉君や田島君や浜ちゃんだって、オレのせいで巻き込むのなんか、絶対嫌だ。
結局、メールのことは言わなかった。
やっぱりみんなに迷惑かけたくないし、メールだけなら、ぶたれたり危ないことも、別にない。
だから、大丈夫。
オレは、大丈夫だ。