ちまちま投下してスマン
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1205153096/104 *
ベッドにうつ伏せで野球雑誌のページを適当に捲りながら、引き寄せた
みはしの髪の匂いを肺いっぱいに吸い込んで通例のようにチェックする。
「よし。」
OKを出したあと雑誌に視線を戻そうとしたら、ベッドのすぐ横の床に
ペタンと正座したみはしが上目使いで こっちを伺いながら口を開いた。
「ああああ阿部く! 今日 は、阿部くん に、大事なハナシ ある。」
「? なんだよ。」
大事なハナシとやらを聞く姿勢としては些かリラックスし過ぎではあるが
みはしが突拍子のないことを言い出すのは いつもの事なので特に気せず、
チラリと横目でみはしを見たあと、すぐに雑誌に視線を戻す。
話し始めるのを待っていては時間の無駄だ と、ここ何日かで学習済みだ。
「あの、あのあの…‥・・・」
「・・・・・・(イラッ)。」
阿部は くるりと仰向けに向きを変え、雑誌を胸部に立てた。
文字を読むには ちょっと見辛い。
「とりあえず こっち座れば。」
人さし指で2度招く合図をしてやると、みはしは素直にベッドの上に跨がり
ギシッとスプリングを軋ませながら隣に小さくお姉さん座りした。