俺「お前漏らしたのかよきめぇwwwww」

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866珍棒・ガチムチの場合
軽くパラレル

「おい、まだお前飯食ってないだろ?」
その人は決まってお昼御飯を持ってオレの家にやってくる。
男らしい造形をした体つき、少々エラの張ったラテン系寄りの顔、高校時代の相方みたいなぶっきらぼうな喋り方。
その人はロカさんといって、オレの隣の部屋に住む大学院生さんだ。
高校で野球のコーチをしながら、スポーツ科学とか難しいことを勉強してるんだって。
コーチやってるから面倒見がいいのも頷ける。
オレのこと近所の子供の面倒をみるみたいに、なんだかんだと世話を焼いてくれるし、
彼曰くオレは弟みたいとか。オレと同い年で背が高くてバカで頼りないらしい。
背は高くないけど、オレと同じとこいっぱいだ。
それにロカさんはオレを知っていたみたいで、引っ越しの挨拶の時、指さされて「西浦の!」って叫ばれた。
あまりにも大きな声だたからオレ泣きそうだった。
結局の繋がりは野球。それから始まって、今ではお隣さん同盟をくんでいる。
ロカさんがオレの事を考えて強引につくったものだけど(そのあたりは阿部君に似てるなあ)
「あの捕手とは連絡取ってんの?」
「き、昨日、メールで、今週末、遊びに来るって」
「おーお前あんま大学の友達連れてきたところ見たことないから、よかったよかった」
コーチ先の晩飯の残りである豚肉の生姜焼きを口に運んだあと、ロカさんは豪快に白飯をかき込んだ。体型も凄ければ、食べ方も凄い。
男らしくて羨ましいなあ、オレなんてどう頑張っても筋肉モリモリにならないし修ちゃんとも慎重・体重の差がますます開いちゃったし…
いつのまにかオレはじーっとロカさんのTシャツの包まれた大胸筋を見ていたみたいで、それに気づいた彼に「筋肉から乳は出んぞ」とからかわれた。