阿部「I love Ren forever!!」

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682ミホシ花とおはみは
*この物語はフィクションです。
http://same.u.la/test/r.so/set.bbspink.com/eromog2/1205423414/443,446,449,476,492,515,529,545,582,607,618,632,644,688,729,830

「あべくん、何か聞こえるよ」
「今、シールド保たすので、それどこじゃねぇ!」
上に昇るに従って、浮遊分離した触手は数を増し、攻撃も強くなっていく。
何度もデカマラブロックを張り直しミホシの舵を取る阿部には、余裕なんて無かった。
「あべくんっ次シールド張ったら、舵だけ集中してっ」
「何するんだ?」
「ステッキで道を作った後、反対方向に噴射して、一気に向かうんだ。」
三橋は進行方向にステッキを向け、叫ぶ。
「そこ通してえぇぇっ!!」
パシューンと光が走り、群の中に穴が開いた。
すかさず、反対方向にステッキを構える。
「早く進んでえぇぇっ!!」
スピードアップしたミホシの舵を懸命にとりながら、阿部は内心舌を巻いていた。
道を開ける為の衝撃波と、推進力に使う為の衝撃波がまるで違っていたのだ。
数学が不得手な三橋が、計算でそれをしたとは考えて難い。
これもコントロールの正確さっていう能力に含まれるのか。
「三橋、そろそろ着くぞ!」
「あべくん、触手から聞こえる言葉わかったよ」
「なんて言ってるんだ?」
「過疎ですぬ…そうですぬって言ってる!」