阿部「三千世界の烏を殺し」

このエントリーをはてなブックマークに追加
718fusianasan
目が醒めると、そこは薄暗い倉庫だった。
「んっ…、ココ、は…?」
身体を起こそうとして、三橋は異常に気付く。後ろ手に腕を縛られている。
「なっ、なんだコレ…!?」
足首も縛られていて、思うように動けない。
横向きに転がりつつ、どうにか上半身を起こす。すると、動いている途中で横にある柔らかい物に身体が触れた。
「んん…、みっ、三橋! お前無事か!?」
それは、同じように縛られた阿部であった。