三橋「沖くん、ビガーパンツって何？」

書いたところまで投下
wiki管ありがとう

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“レイプされる”ってのは正確じゃない。正しくはされた後だった。
夢の中とはいえ、コンクリートの床に横たわる三橋の姿はやけにリアルだった。
丸められて散乱する服。
床に零れた白い液体と、真っ赤な血。
相当抵抗したんだろうか。体には殴られた痕が見える。
手首は縛られていたのか、擦れて皮が破れ、血が滲んでいる。
開かれた足の間からは、血と白い粘液が流れ出して、三橋に加えられた暴行の凄惨さを思わせる。
涙と鼻水と血でぐちゃぐちゃになった顔を覗くと、瞳は何も映していない。
ただ、口だけが何か言葉を紡ごうと微かに動いている。
三橋が何を言いたいのか、耳を寄せようとしたところでアラームに起こされた。


こんな想像したくもないことが本当に起こるんだろうか。
宇宙人みたいな顔でパンを頬張る姿からは、
とてもこんな奴がそんな目にあうとは思えない。
第一ふつうの男だったら勃たねぇだろ。
でも、相手が阿部だったら出来るか。それが一番自然だよな。
真剣に付き合ってるっぽいし。
でも恋人同士だったらあんな殴ったりしねぇよな。いくら阿部でもそこまで酷くはないはずだ。
それに、やっぱ…どうなんだろう。三橋はアレが初めてなのか。
阿部とはもう、済んでいるんだろうか。あれはあまりにも悲惨だ。
男が男に犯られるってだけでショックでけーんだから
三橋だったら頭のねじがもう２、３本飛んでますます馬鹿になるかも知れない。