「はい、次はバリウム飲もうな。廉の為に苺ミルク味のやつにしたんだよ」
髪を掴まれ、精液入りの苺ミルクを泡立てた液体を口に流し込まれる。
それは口の端から零れ、白いTシャツにピンク色の染みをつくった。
「ほら、ごっくん、してみろ。」
顎に手を掛けられ、口を閉じられ上を向かされ。咽る。喉の奥がゴフゴフと苦しげに鳴る。……修ちゃん、どうして?
「うわっ、鼻から出すなよ!きったねーなぁ!」
ごめんなさい、そう言おうとしても口が塞がれているので声は出せなかった。
その代わりまた咽てきて、俺は泣きながら喉を大きく鳴らし続けた。
「次は廉の大好きな、前立腺検査だな。ホラ、脚上げて」
言うとおりに脚を上げると、脚と体をバンドで固定され、修ちゃんの位置からお尻の穴が丸見えになる。
「ブッ!」
……恥ずかしすぎて、ついお腹に力が入ってしまった。修ちゃんはといえばわざわざオレのお尻に顔を近づけ
「くっせ」
と一言呟いた。そして、ゼリーを塗ったビニール手袋を嵌めてお尻の穴に触れる。
「ひゃんっ!」
ゼリーのひんやりとした感触に、ちんちんとお尻の穴がひゅんっとなる。
よく見れば修ちゃんの指先に塗ってあるのはゼリーじゃない。イチゴだ。この間栃木旅行のお土産にオレがあげた、苺ジャムだ。
手袋が脱げ掛かったせいか、修ちゃんは入り口に触れただけで指を離し、ヘナヘナとした指先をいじっている。
ジャムにはぐちゃっとした苺の塊が入っていて、それが丁度さっき修ちゃんの指から離れてくっついたのか、
お尻の穴に妙な感触がする。塊が、ジャムに塗れて穴の上をゆっくりと滑っていく感触。
オレはそれに感じてしまい、身震いをした。感触は無くなった。塊はきっと、ベッドの上に落ちたのだろうと思う。
昨日お母さんが洗濯してくれた、シーツ。まだ、お日様の匂いがする。忙しい中オレの為に良くしてくれたのに、ごめんなさい、お母さん。
「じゃ、いくぞー」
「ぁああっ!」
修ちゃんは何を思ったのか、指を入れることを止めて大きなスポイトみたいなのをお尻に突っ込み始めた。
スポイトの中身は勿論苺ジャムで、オレの腸の中は苺ジャムでいっぱいになる。
ジャムはどろどろしているから、すぐに穴から溢れてきてベッドはびちゃびちゃになってしまう。
修ちゃんはそれをまたすくってオレのちんちんに塗り始める。
ビニール手袋からでも伝わる肌の温もり。時々先端を引っかく爪の硬さ。
凄く滑りが良くって、修ちゃんの手つきが最高で、頭の中が真っ白になる。腰が自然と動く。
「廉、次は埼玉で山芋買って来いな。」
薄れていく意識の中で聞こえた修ちゃんの言葉に、オレは無意識に頷いていた。一部地域