み、三橋のヤツ……
西浦高校スキー教室。一人大浴場に来ることを拒み班毎に振り分けられた小さな部屋の小さな風呂に入るとかヌカシやがったから
それがてっきりチンコが小さいこと若しくは包茎若しくは陰毛の薄毛が皆の前に晒されバカにされる事を危惧しての
行動だと勘違った俺は今現在コソーリと部屋に逆戻り、そして皆が居ないからといって安心したのか鍵の掛かっていなかった風呂のドアを
開け放ってしまった訳だが。
なんじゃこりゃぁああああああああああああああああ
ち、ちんこの先っちょが……じゃらじゃらしとる……なんか乳首も牛の鼻にくっついてる重そうなアレみたいなのがくっついてる……ナンデ……
「お、俺くん……っ!その!違うんだ!スキー教室、は、栄口君、風邪で来れなくって、だから」
何を言っているんだ、このド変態は。
「代わりに、あの、三日間だけでいいんだ。このチェーン持って、気が向いたときに引っ張って欲しいんだ。」
何でそう言いながらもう既に自分でチェーン引っ張ってんの?何でチンコ立たせてんの?
あっあっそんなに引っ張ったらチンコどうかしちゃうんじゃないの?何恍惚とした表情浮かべてんの?ホワイホワイホワーイ
「お願い、します!引っ張ってください、お願い、オレのチンコなんて触るの嫌だろうけど、チェーンは、キレイ、だから、ね?ね?お願い!
自分でやるとどうしても怖がっちゃって、うまく力が出せないんだ、よ!お願いっ、俺君っ!」
友達だと思っていたやつがこんな変態だったということに驚きを隠せないでいつつも
内心では同類を見つけた喜びにお花畑でトランポリンな気分に舞い上がった俺は自分でも気付かぬうちに素早く三橋からチェーンを引っ手繰っていた。
手始めに軽く鳴らしてみる。
シャラン
「っく、そんなの、いいから、早くひっぱって、よっ!」
まったく三橋のクセにナマイキだ。が、仕方ない。俺も人体の強度というものに関心が無いわけでも無いからな。
ギュッ
「あ゙んっ!!!!!!!!……ぎゃんっ!!!!!……いひゃらぐわんっ!!!!!!!!!!!!!」
強く引いてはゆるめを繰り返す。それにしてもいひゃらぐわんってお前。色気もクソもねぇ。
あ、クソと言えばそうだ、尻の穴になんか開けたらどうなるんだろうな。
もしかしてその穴からもクソが捻り出て来るのかな、やったこと無いから知らないけど……まあ、何だか下品な話になってきたからこの妄想はもうやめよう。
そのテの話なら栄口が回復して学校に来たときにでも訊けばいいや。
ピアスのじゃらじゃら付いたチンコを足蹴にしながら、俺は考える。
もっと面白いことねーかな、そうだ!
「俺、今はんだごて持ってんだよな、こういうこともあろうかと前々から準備しておいたんだぜ」
部屋の隅にコードを刺しこみ、と。
ピアスに、はんだごてが……はいはいここからは一部地域