阿部「失くした約束は星に 思い出はとけない」

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168擬似恋愛
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1203754697/700

「んっ はぁ…っ ん」
男にしてはあまりにも艶っぽい声で喘ぎだす三橋にオレも叶も一瞬怯んだが、それでもお互いの意地で負けるわけにはいかないと再び戦いの舞台に舞い戻る。
「見ろ! 廉が苦しそうだ! いい加減離れろよ!!」
「うるせェ! 外野はすっこんでろ!!」
「だっ だれか 助け …あひぃっ」
三橋の腰をもっと引き寄せようとして間違って股間についているモノを掴んでしまった時、オレはそれが思った以上に固くなってしまっていたことに気づく。
(こ、こいつ…)
「も…無理 です…助け て」
涙か涎か分からない液体を垂れ流しながら必死で助けを請う三橋に、オレは本気でヤバイと危機感を持ち始めた。
大体セックスなんてものは二人っきりでやるもんであって、第三者がいるところでフィニッシュまでやるわけにはいかない。そんなことになったら今後の性生活にも差し障るだろうし。
「かっ 叶やめろ! マジやべェって!!」
「お前がやめれば済む話だろ!? 早く抜けよ!!」
「だからっ まずお前がっ…くっ!?」
ぎゅっぷぎゅっぷと激しい音を立てながら出し入れしている内に、いつの間にか体を支える大腿筋に力が入らなくなっていた。
なんとかしようにも何もできない自分の無力さに絶望し、追いうちのように与えられたのは罰ではなくて断続的な快楽だった。
ズンと排尿直前のような痺れが腰に回り、込み上げてくる射精感にオレもいよいよ我慢が出来なくなって、諦めにも近い形で目を閉じる。
「やべェ 出そう…っ」
「ちょっ…ふざけんな! いいから抜け!!」
その言葉に焦ったのか叶は渾身の力をこめてオレを三橋から引き抜こうとしてきたが、オレもここで離されるわけにはいかないと全力で叶の腕を振り解き、今度はオレが三橋にフルネルソンを決める。
フンッと力を入れて上体を起こしたその時、偶然にも埋め込まれたオレの半身が何やら危険なところを圧迫してしまったらしく、鏡に映った三橋の体が大きくビクンと跳ねあがった。