※棒心理描写注意
〜沖・嗜虐への目覚め〜
沖は三橋の手を引いて、他の部員達が寝床にしている場所から離れていた。
野球部の何人かは、他のメンバーの前で三橋を犯すことに、それほど抵抗を感じていないようだった。
田島に至っては、全く意に介さず、むしろ、その状況を楽しんでいる気配すら見られた。
しかし、自分は駄目だ。
沖は、気の弱い自分を自覚していた。
例えば、オナニーでさえ他人の前で出来る自信が無い。
その自分が野球部全員の前で三橋とセックスするなど、およそ無理な相談だ。
ただ、あの時は特別だった。
三橋を全員で蹂躙した日。
数人がかりで華奢な三橋を押さえ込み、人格など無視して、ただひたすらに己の欲望を解き放つための道具とする。
あのときの雰囲気は異常だった。
自分の性欲を発散することに夢中で三橋の気持ちなど微塵も考えていなかった。
ごく普通の男が突如として凶悪な強姦魔に変貌する。
輪姦という行為は、そんな状況を生み出す儀式なのかもしれない。
そんなことを思いながら、沖は暗闇へと歩を進める。
後ろを歩く三橋は黙って、手を引かれるまま、沖に付いてくる。
三橋。俺の愛しい性奴隷。