阿部「三橋」

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360fusianasan
三橋と一緒に風呂ゼリーを作る

三橋はわくわくしながら子供みたいに目を輝かせて「楽しみだ、ねっ」
材料は全部三橋持ち。三橋んちって金持ちだし当然だよな
味は三橋の好きないちご味・・・じゃなくて俺の好きなメロン味
ちなみに三橋はメロン味クスリ臭いから苦手だって言う。そんなん知るか
まずは三橋んちのでかい風呂桶に湯を投入
そんでゼライス?だかなんだっけ とにかくゼリーの粉を入れるんだけど
このゼリーの粉っていうのがまぁちみっちい売り方してて
風呂桶一杯のゼリーに見合う量となると何百箱も買ってこなきゃ足りない
先週三橋に一人で買いに行かせたが一日じゃとても集められなかったらしく
昨日の夜まで各地のスーパーやらコンビニやらを駆けずりまわっていたらしい
ま、ご苦労さんってとこだな
粉を全部入れ終わったらかき混ぜてあとは待つだけ
冬場っつっても常温じゃなかなか固まらないからドライアイスを大量に置く
風呂場のドアを閉めると白い冷気が隙間から大量に漏れてくる
こういうの歌番とかライブの中継とかで見たことあるな
三橋は白いもわもわを見て馬鹿みたいにはしゃいでいた

夕方
もう固まってる頃だよな、と俺たちは風呂場へ様子見
予想通り ゼリーは固まっていた。大成功
風呂桶いっぱいに満たされた緑色のゼリー。すげーな
三橋は「う、うわああ〜〜〜〜」と奇声を上げたままうしろでごそごそ
何やってんだ?
「おーい三橋台所からスプーン持って・・・」
と言いかけたところに飛び込んできたのは全裸になった三橋
「何脱いでんのお前」
「おおおおっお風呂に入るん、ですよー!」
何故か興奮している。ちょっと待て待て風呂に入るのはいいが
今お前ンちの風呂はゼリーだっての。ミドリのゼリー。ぶよぶよのゼリー
風呂じゃねえ!!
361fusianasan:2008/02/05(火) 12:08:37
>>360
「シャワー浴びるんか」
「ちがうよ!お風呂、入る」
「・・・ゼリーだぞ」
俺がゼリー、と言い終わる前より早く三橋は風呂桶に飛び込んでいた。遅かった
「あぁあん、きもちいいぃ」
三橋は風呂の中でゼリーをぐっちゃぐちゃにかきまわして
体中になすりつけて善がっている。右手はなんと!ちんこを触っているらしい
馬鹿か?あいつ
「おい三橋」
「うぅん・・・あんっああんっ」
ゼリーオナニーに夢中で俺の言葉は聞こえていないらしい
俺はキレた
「いい加減にしろ!!!」
パコーン。近くにあった風呂桶で三橋の頭をぶった
三橋は慌ててキョドって・・・その態度にまたムカついたのでも今度は二発お見舞いした
「俺君っ、どうっどうしたの?ですか」
変な言葉遣いすんな!
「帰る!」
「え?ど、して・・・俺君もゼリー、おいしい、です、よー?」
「お前のチンカス入りゼリーなんざいらねえ!!!気持ちわりーんだよ変態!!!」
途端に三橋は真っ青な顔をして、ごめんなさい、ごめんなさいと言い出した。もう遅えっての馬鹿
「じゃあな。もうクラスで話かけんなよ」
捨て台詞を吐いて俺は三橋んちを後にした。
去り際に振り返った時見た三橋はしゅんとして、捨てられた子犬のようだった
三橋は次の日、旅行から帰ってきた親達にたっぷり叱られたらしい。ざまあ!

「なあなあ朗報朗報!今日の数学自習だってさ」
「なんかさ、センセーが腹壊したって!食中毒かもって」
「野球部で昨日なんか食ったらしいぜ」

あの大量のチンカス入りゼリーがその後どうなったのかは知らない