久しぶり。前の投下まではwikiでお願い。今日で終わりだから一気にいく
※エロ無し注意。心理描写と事件の流れだけ。ずっとクソレのターン
明るくなってきた気がして目を覚ます。朝日が目に入ってきた。
時計を見るともうすぐ5時になる。いつもならもう朝練がはじまってるころかな。
周りをみると警官は(本当にあの人警察なのかなぁ)はもちろん、他の皆も犯人すら寝てるみたいだった。
でもなにかをする気力もない。
たぶんみんなもそうだと思うけど、体も心も疲れきっていた。
あんだけいろいろあったんだもんなぁ。オレらはまだいいのか。三橋はかわいそうだなぁ。
おしりの穴、あんなことになっちゃって大丈夫かな。ちょっと心配。
田島は・・・なんかちょっといつもとは違う。変な感じ。でもよくわかんない。
三橋を連れまわして帰ってきてからもう大分時間はたつ。
三橋を洗いに行ったはずの二人は、なぜかもっと汚れて帰ってきた。
三橋が転んじゃって!って田島は行ってたけどなんか三橋の様子がおかしかったし、なにかあったのかな。
今日、というか人質になってから田島はずっとなんだか変な感じ。こんな状況だからしかたないのかも?
結局あのあともう一回洗いに行かされて、今は二人とも綺麗になってる。オレもシャワー浴びたいな・・・。
そういえば帰ってきて一瞬三橋が田島から逃げようとしたのは俺の気のせいだろうか。
阿部・・・はたぶん三橋のことが好きだ。そういう意味で。と思う。気付いたのは夏の大会のあたり。
オレって結構そういうこと鋭いんだよねー。
だからあの警官の行動でぷっつん来ちゃったんじゃないのかな。でもあれからは大人しい。
三橋のほうをじーっと見てるときもあるけど、疲れちゃったのかもうずっと下を向いたままだ。
花井は時々心配そうな言葉を皆にかけてた。
本人もすっげ疲れてると思うんだけど、そういうところはやっぱりオレらの頼れるキャプテンだ。
4人ともオレより前からずっとここにいるんだよね。だからオレが最初に弱音はいちゃ駄目だ。
よし、きっともうすぐ朝になるから警察だって何とかしてくれる。がんばろう!
そうもういちど時計を見ようとして、朝独特の静けさのなか遠くから聞こえてくるヘリコプターの音を確かに聞いた。
『・・・○○!ヘリの用意が・・・できた』
拡声器を通した独特の声が確かにそう伝えたんだ。
周りのみんなも覚醒する。ああ、これで解放されるんだ!