なんかキモイウザイ三橋と俺注意
俺のペットが最近妙に馴れ馴れしい。
コイツが家に来てからもう何ヶ月だっただろうか。俺はくたびれてボロボロになった首輪を新調してやった。
今度はシンプルな白で、白い肌にすぐ馴染んだ。
ある日、疲れて相手もする気にならない俺はあるネット掲示板に夢中になっていた。
その間アイツは俺が帰ってきて相手してもらえるとばかり思っていたらしく、ずっと横で正座して待っている。
そして気を引こうとボールを手元でコロコロ転がして楽しげにしている。一人で。
ちょっとうぜーな・・・とチラ見すれば目が合いフヒッとか気の緩んだ顔を向けられる。うーんうざい。
漫画雑誌と小説を持ってトイレに引きこもるか。
そうこうして小一時間程してから部屋に戻るとアイツの姿が無かった。あれ?と心配になり他の部屋を見ようと振り返った瞬間、
「ばぁっ」
とマヌケ面が目の前に迫った。一瞬心配になった俺はそれに心底驚き、そしてプチッとちょっと切れた。
たしかに他の人間や動物との接触は俺以外にいない。たまに昔の女が部屋が寂しいからと、置いて行ったサボテンに話しかけてるのも知っている。
ほら、寂しいんだろ?構ってやるよ。
そう言いながら一緒に風呂に入ってやっている。そして何度も何度も頭の上から湯船の湯をばしゃばしゃかけてやる。鼻や口に入ってあっぷあっぷしてもだ。
飯は俺が口に運んでやる。まだ咀嚼している途中に箸を突き出し含ませる。中がパンパンになっても続ける。その内入りきれない米やらがぼろぼろと落ちる。
小便も両足の膝裏に腕を通しペットシーツ目がけ放出させる。うんこは今日は出なかった。出し終えたちんこに残るしっこも俺が掴んで飛ばしてやった。
寝る時は無理矢理一人用の布団を二人で使う。背中にぴっとりとくっついて腰に手をまわしてやる。微動だにできない程に締め付ける。
先に音を上げたのはコイツの方からだった。
正直自分でも引くような構いっぷりだったから良かった。しかし
「もっと、こう、いうのじゃ、なくて・・」
差し出されたのは俺のベルトだった。どういう事か一瞬訳が分からなかったがコイツが後ろを向きケツを差し出した瞬間察した。
まったくドMだな。しかしいつからかこうした要望をされるのは信頼されているからだろう。
俺は大きい音をさせ尚かつあまり痛くないよう注意しながら手首のスナップを利かせてその日を終わらせる。