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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1201549599/145 合間に泉君がベーマガ読みながら適当に「フーン。いいんじゃね?」と合いの手を入れる。
その横で、オレと田島君は真剣に作戦を練っていた。紙袋の上にチョコンと残ったヒヨコ煎餅を
巡って火花を散らした以外は凄く凄く真面目な顔で額を寄せ合い問題に取り組んでいた。
「三橋みたいなのが『やらないか』って言ったところでホイホイ誘われてくれるのは電波キモオタ
グロデブガリ汚、プッシー知らずでいてピョアな奴は本物のピョア。
つまりあまさずファック野郎だ。みんなみんな頭ん中はディック!それっきゃない!!」
「え!そ、そうなの か!?…オレは、よ、よごれちゃったので?」
「それは限りなくマクロな目でみればミクロ。取るに足らない無問題だ。しかしながらあつあつ
なファルスはデカマグロのためにとっておかにゃあ!」
「どうするので?対策を?」
「ここは百合が一番かもだ!」
「薔薇ではなく!」
お兄様になってーーーーo(*´◇`)oo(`▽´*)oーーーー!!と結論が出たところで泉君に「お前ら
脱線しすぎ、なっちーごっこウザい。飽きた」言われてしまった。確かに飽き た…。半日この
調子で過ごせば飽きもする、か。ハマちゃんも途中で付き合いきれなくなったのか「わかった。
わかったから、俺これ以上の情熱のプレイはもう勘弁……、寝る」と早々に戦線離脱してそこに突っ伏してしまった。微動だにしない。
「取り敢えずお兄様になっ(ryは間違いなくドン引きされるからアウトだ。己を衒わなくても普通に近づけばいいだろ普通に」
「えー、普通でいいのかよー。せっかくここまでセブンセンシズブラブストーリーみたいな展開なんだからドマラチックにいきたいじゃんかー」
「お兄様(ryのどこがセンシティブでドラマチックなんだよ。ただの電波だろ。お前はそもそもの定義を履き違えてる」
「じゃあ、あの、どん な、ふうにアタック、しよう」
「うん。その前にさ、三橋。お前…」
マジであの桐青の正捕手がいいのか、って言外に目で念押しされて、オレは俯いた。俯いたまま頷いた。
頭の上から、ハァ…、って溜息が聞こえて心臓がキュウッと掴まれたみたいに痛んだ。乱暴に髪を
掻き混ぜた手が縮こまった肩に滑り落ちる。人差し指と中指がトントンと宥めるように叩いて、
チラッと盗み見た泉君はまだ難しい顔をしていたけど、もう「無かったことにしろ」とは言わなかった。
「田島とオレの腹ん中に収めとくから、相手が桐青の奴だってのは他の連中には言うなよ。特に阿部には言うな」
「う、わ、わかってる よ。あ!オレ、してないからね!和…、河合さん とは、野球のことぜんぜん話してない、んだっ!」