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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1201804271/170-171 一番早かったリクに答えた
そして多分、期待していたのとはまったく違う内容になったと思う
俺も書いてるうちにこんな話になって、心底驚いているんだぜ…
三橋はとっぴょうしもない。
いや、それはいまさら言うまでもない。
花井がぽろっとミハシ宇宙人説を漏らしたことがあったけど、なるほどそう評したい気持ちもわかる。
なんせ俺はあいつとバッテリーを組んでいる都合もあり、二人だけで話す機会が多い。
その結果、俺は人一倍、あいつの未確認歩行物体な行動に遭遇するハメになる。
いままで一体何度、三橋の存在そのものに頭を抱えたくなったかわからない。
ある日の部活の休み時間、水分を補給しながら、俺たちはなんとなく並んで座っていた。
なんでかわからないけど、今日の俺は、気付くと三橋の側にいた。
よくわからん。でも、こいつほんとボケっとしてて危なっかしいから、どうも気になって仕方ないんだもん。
それに今日の三橋は、なぜかいつもより小奇麗に見えた。
制服のシャツは相変わらずべろーって出てたし、ズボンのすそは泥で汚れてたし、昼飯のあと顔を見たら、
口元にパンくずが付いたままだった。
それなのに、なぜか、えらく、その……言いたくないが、魅力的な雰囲気があった。
あと、なんだこれ。三橋の周りから、妙にいい匂いがするんだよなあ。
隣にいる三橋に知れないよう、高速でスンスン鼻を動かしていた俺は、ふと三橋がこっちをじっと見ていることに気付いて驚いた。
自分のプチ変態行為がバレたのかと内心焦りまくる俺をよそに、いつもなら自分から話し出すことのない三橋が、ぽつりと口を開いた。
「阿部君は、お兄ちゃん、なんだよ、ね?」