田島「三橋!リコーダーの口とっかえっこするぞ!」

このエントリーをはてなブックマークに追加
18fusianasan
>>前スレ997
「だから、俺以外にもそうな奴がいれば、名乗り出てほしい…」
花井は、キャプテンとしての威厳を守ろうと、シリアスな表情を作っていた。しかし、本当は、泣きたい位だった。なにが嬉しくて、部員全員の前でインポ・カミングアウトをしなくてはならないのか。
沈黙だった。誰も動こうとしない。
花井が、あ〜、やっぱ、俺の勘違いだったか、どう見ても、花井=インポ・キャップの部内方程式完成です、本当にありがとうございました、と思っていた時だった。
栄口が動いた。
「じ、実は、俺も…」
花井は、太陽の下で乾きかけたミミズに水を垂らされた気分だった。さすが、栄口、副キャプテンだけのことはある。やはり、ただの下痢腹で終わる男ではなかった。これで、次々に他の部員も名乗りでることだろう。By 梓