阿部「バッ(*仝ω仝)三橋、見ろ!」

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285緊縛マスターへの道
節目スレにどうしてもどうしても間に合わない遅漏をどうにかしたい
前回確か三橋の乳輪まわりを思い切り阿部が噛んだところまで


何だこれ。狂犬か、オレは。

己の行為に呆れながら噛み痕に舌を這わせる。三橋に飲み込まれ翻弄される。それなのに一方では妙に醒めて客観的にこれらの事象を眺めている自分もいる。半分しんとして半分熱い変な気分だ。

「ぁあぁ、べくんのあと、つけ、て」
見上げると涙と鼻水を垂れ流し顔面崩壊した三橋が目に入る。不細工三橋不細工三橋不細工三橋。キモい投手。オレの。
「オ、オレ、に もっと」
切実な泣き声がオレの本能へ訴えかける。AVじみた陳腐な台詞が不思議なくらいオレを直撃する。右脳も左脳も海馬もオレの脳みそ一切合財が。頭の中が三橋で覆われ三橋が三橋に三橋と三橋の三橋で溢れていく。顔を間近に寄せていた。
三橋の生温い息が荒い息遣いとともにオレにかかり、オレの息も三橋の皮膚へ飛び込んでいく。二酸化炭素の応酬だ。
三橋の大きな三白眼にオレの顔が映る。頬を舐める。三橋がびくんと肩を竦ませた。

「き、きた、ないよ」
後ろ手の三橋が尻を浮かせじりじりあとずさる。だけどここは部屋の隅で逃げる場所はない。壁に立てかけてある鏡に後頭部が当たり鈍い音がした。弾みで鏡が揺れる。普段のオレならば血相を変えて打った箇所を確かめ安静にさせるところだけど、今日のオレはどうかしている。
そもそも三橋を縛りたいと思い描いた頃からオレのどうかは限界まで至っていて同時にはじまっていたのだと思う。
三橋の頬に唇をつける。さらりとした涙と若干粘る鼻水をずずずと啜った。

「だ、ダメ、だ、おなか、こわす、阿部、くん」
「こわすかよ、バーカ」
あと、つけて欲しいんだろ、と顔を背ける三橋の頬をぐにっと掴み無理矢理こちらへ向かせ唇をべろりと舐めた。舌を割り入れ口内へ侵入させる。小刻みに震えながら驚いた猫の子のように目を開き身体を固くしている三橋が解せない。
エロいことをすらすら言ってたくせに何だこいつは。こいつのボーダーの線引きがどこなのかわからない。
口内を舌で掻き回しながら乳首に手を伸ばした。親指と人差し指でつまみ引っ張る。円を描くように親指でこねる。繰り返しているうちに三橋の息がだんだん弾んできた。

「っふぁ」目をとろんと細め甘い息が緩んだ口元から洩れている。
おずおずと三橋の舌が絡められる。嬉しい。三橋と少し通じ合えた気がして嬉しい。夢中になって舌の感触を味わう。柔らかくてざらざらして弾力があって生ぬるくて三橋の味がする。お互いの荒い鼻息と舌を吸うぐちゃぐちゃした湿った音が部屋に響く。
口唇の刺激が股間に伝わる。快感が沸き起こり身体を巡る。腰が動く。ちんこがむずむずしてる。
唾液を流し込む。唇の端から飲み込みきれない唾液が漏れた。
舌をはずし三橋の下唇を噛む。強く噛み締めると三橋の息が荒くなっていくのがわかる。紅を差したように赤く腫れた唇にまた軽く口付けた。