SANYO「パチンコ●●のアクエリオン」

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492fusianasan
弟切草パロを書こうとして途中で挫折した俺もいる
女の人の悲鳴みたいな声が聞こえてきて、その場所に駆けつけたら
古びた扉がキィキィ開閉している音だった。
「な、なんだ」
「幽霊の正体見たり枯れ尾花、だな」
ほっとしたのも束の間、廉が「ひっ!」と短い悲鳴をもらした。カタカタ身体が震えている。
「大丈夫か? どうした、廉」「お、俺君…、み、見て」
小刻みに揺れる廉の指先が指すほうを見てみると、扉に赤茶色で何か書かれているのがわかった。
『廉』と、ただ一文字書かれていた。
「な、何で…オ、オレここ来たのはじめて、な、のに」
「偶然だよ、大丈夫、俺がついてる。大丈夫だよ、廉」
恐怖に顔を歪める廉の肩を抱き大丈夫、大丈夫だよ、と馬鹿みたいに繰り返しながら嫌な予感がするのを俺は感じていた。
あぁ、本当弟切草パロ読みたい