鬼畜あっくん「オレのスキンヘッドをぶち込むぜ!」

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971BAD END
>>955乙!
だめだなんかスイーツ臭い注意


「み…はし…」
顔を見なくても分かる。阿部君が戸惑っていることが。
この気持ちが迷惑なのも知っている。
それでもほんの少しの希望を捨てきれずにここにきた。
「あやまらないで」
欲しいのは謝罪なんかじゃない。
そんな言葉一つも望んでない。
「阿部君、オレの事好きだった、んでしょう?」

オレの言葉に阿部君の腕がピクリと反応した。

「オレの事、ほんとうに好きだったんなら、抱いてよ」

「あのあとすぐ女の子と付き合っちゃって」
「阿部君ほんとはオレの事からかってたんだ」
「オレなんかの事、ほんとは好きじゃなかったんだ!」

違う。こんなことが言いたいんじゃないのに。
阿部くんを攻めて 苦しめて 傷付けたい訳じゃないのに。
オレの口はいつもよりスムーズに言葉を紡ぎだしていく。
お酒がまだ残ってるのかな、と頭の片隅で思ったけれどすぐにそんなのは
どこかへ行ってしまった。

「好きだったよ!」
いきなり大きな声を出した阿部君にビックリして阿部君の方へ顔を向ける。
「ずっと…好きだったんだ…本気だった」
眉と眉の間にしわがたくさん寄ってる。
オレはそのしわを取ってあげたくてそれに手を伸ばした。