三橋「このスレこそが真の変態の森なんだよ…」

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903S×M
前スレ>>474

玄関を出ると、久々に浴びる夏の日差しが眩しい。
ぐずぐずして歩き出さない三橋の手を握って、ひっぱるように閑静な住宅街を、駅に向かって抜けてゆく。
いい年した男子高校生が二人で手を繋いで散歩しているという奇妙な状況だが、幸いなことに女もののワンピースを着た三橋は
胸の薄いボーイッシュな少女といっても通る外見だった。
量がない上に、元来の色素の薄さも手伝って、脛や腕なんかの体毛もほとんど目立たない。
ただ、ノースリーブからほっそりと伸びた腕の先、手首の辺りには長いこと拘束していた痕が生々しく残っていたし
皮の首輪もリードを外したとはいえ、つけさせたままだった。
最近はファッションで首輪型のチョーカーがあるくらいだから、そこまで異質ではないかと思っていたが、コーディネートしているのが
白ワンピじゃあちぐはぐさは否めない。
時折、親子連れや営業のリーマンとすれ違うたびに、三橋は恥ずかしそうに俯いて、それらの痕や首輪を隠すように手で覆う。
本当にこいつはバカだ。それじゃあ余計に目立つだけなのに。

「おい、もっと早く歩けよ。」
「だって、阿部くん・・・あの・・・中に・・・」
「中に、何?」
どもる三橋の先を促す。
「はい、った、まま、だから」
当然そんなことは分かっていたが、蚊のなくような声で説明をしてくれる。
尻に埋め込んだローターが歩くはずみに中で当たって刺激するのだろう。けれども、その快感に少しでも力を抜けば
下着をつけていない三橋のスカートの端から、ショッキングピンクのローターがこぼれ落ちるはめになる。
「落とさないようにケツに力入れてろよ。・・・まぁ、そんな恥ずかしいもん突っ込んでることがバレてもいいなら別だけど。」
「いやっ、オレ、がんばる、よっ!」
そう宣言はするが、いつまでそれが持つだろうな?
まだスイッチも入れていない遠隔コントローラーをズボンのポケットに握り締めて、俺たちは電車へと乗り込んだ。