http://same.u.la/test/r.so/pie.bbspink.com/eromog2/1198729076/77 午後からシフトが交代される。三橋は箸を置いてモグモグしながら、衣装を着替えてくる、ような旨を俺に伝えた。
模擬店まわんのかってきいたら、三橋が頷いた。野球部のやつらと?と問うと少し首を傾げたあとやっぱり頷いた。
きっと、何でそんなこときくんだって思ってんだろうな。
断ってこいよ、と言った。
「えっ」
三橋は大きく目を開いて、立ち上がった俺を見上げる。
「な、なな…なんでっ」
真っ青になった三橋の右手首を掴み空になったパックを奪い取るとビニール袋に突っ込む。
俺は慌てた風な三橋の右腕を引っ張って立たせ、少し考えてから左手に繋ぎ直した。
左だったら多少乱暴にしたって大丈夫だろう。
そのまま三橋を連れて廊下へ出て行く。
「ま、待って、お、着替えてな、ま、ハマちゃん、に、言わな…っきゃ、待って」
メール入れとけと言ってから校庭へ向かった。三橋のオバケの格好はかなり滑稽だったが、そこは文化祭だ。
周りもそこそこ奇抜な格好をしているし目立ちはしない。
何食う?ときく。
「え、えと…お好み焼き、と、う、うどん…と、たこ焼き…と、あと、チヂ…ミ」
粉モンばっかじゃねーか。