「俺くん、メリークリスマス!」
背後から伸びてきた白い手が俺の首に絡まる。
温かい暖房によってすっかり冷えが回復したそのスベスベの腕。首を傾けて二の腕の内側の軽く吸い上げると、「あっ…」と小さく喘ぎが漏れた。
「メリークリスマス」
三橋の顔が俺の顔に密着するように腕を引っ張る。白い腕は更に俺をがっしりと抱え、背中には温かな体が密着した。
三橋はうっとりした声で俺の胸元を撫でる。
「俺くんの このセーターに 似合うね」
「お前が緑似合うっていってくれたからな」
「ふひひひひ、そっか」
部屋の鏡に目を向ければ、幸せそうな2人が映っている。
「俺ツリーみたいなだな」
ツリーのような緑のセーターに絡まる腕が雪のようで。すると俺の頭の上に頭を乗せて猫目をパチパチとさせて?マークを浮かべている三橋はさしずめお星様ということか
「ぶっさいくなお星様だぁ」
三橋の頭を掴んで、髪をもみくちゃにしてやる。
こっからの展開が浮かばん。クリスマス視ね