阿部「三橋!今日の俺のちんこは!?」

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698fusianasan
>>598

「い や ・・やめ、て・・・。ごめんなさい・・・っ」
男達は、怯えて部屋の隅でブルブルと震える三橋の元へと、一歩ずつ近づいて行く。
その足元には、ベットリとしたどす黒い血がこびりついており、そのすぐ横に、目を剥いたままの男の死体が転がっていた。
三橋は、死んだ男が先ほど体内に吐き出した精液を太ももに垂れ流しながら、必死に許しを請い続けた。
しかし、男たちの目は本気だった。
「三橋。よくも弄んでくれたな。」
「君のおかげで私の家庭はめちゃくちゃだよ。どうしてくれるつもりだ。」
「お前、試合で手抜いたら俺の事だけ好きになるって言ってたくせに。だからわざとあの試合負けてやったのに・・。」
男たちは口々にそう叫び、三橋に憎悪の念をぶつけた。
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・っ)
恐怖で我を忘れ、ひたすらブツブツとそう呟き、顔を上げる。
そこで、何人もの男達の中に、よく見知った人物が居るのに気が付いた。
「あ、阿部 君!」
救いの手が差し伸べられた気分になった。阿部の事も、これまで散々裏切ってきた。
しかし、阿部ならきっと許してくれる、どうにかこの場を取りなしてくれる。
そう信じ、三橋は阿部の足下まで這っていき、引きつった笑いを浮かべて話しかけた。
「ねえ、ごめん ね、阿部君。オレ、悪いコトしてたって気づかなかったんだ。
みんながこんなに 怒ってるってことも。 ちゃ、ちゃんと償う カラ、ねえ、許して・・?
阿部君なら 阿部君なら分かってくれるよね?だってオレ達、バッテリーなんだから・・」
阿部は表情を変えずに、ゆっくりと視線だけ下ろし、三橋を見た。
足にすがりついて啜り泣くその姿は、非常に惨めだった。しかし、自分はそれ以上惨めな思いをさせられていたのだ。
「もう、おせえよ。」
阿部は手にしたナイフを三橋の首筋へと突き付けた。
先端が皮膚に軽く食い込み、プツッと皮膚が破け、血が滲む。
三橋の目に大粒の涙が湧き上がった。

「いや、いやだよ、オレ。まだ、野球したい・・死にたく、ないよ・・ごめんなさい、ごめんな、さ・・」


一部地域。