851 :
蛍:
そろそろ本気で戦時ネタ注意 再びしまむらのターンエロなし
「大丈夫か!!!」
手榴弾を投げ込まれて音を立てて爆発した。
隊長の声を遠くに感じるのに
名前もよく知らない同じ隊の仲間の数人が近くでうめき声をあげながら倒れていく。
横目にソレを見てみるけど対した傷ではなさそうだ。
中村隊長の言葉通り本当に死人を出さないで日本に帰れるんじゃないだろうか。
この国はどこだろう。
知らない場所、知らない言葉、知らない匂い。
何度感じても慣れない俺は生粋の日本人なんだろうか。
でももう人が死んでいくのを見るのは慣れてしまった。それを悲しいとは思わない。
みんなは 無事かな
「おい!アブねえぞしっかりしろ!」
耳元で怒鳴られて現実に引き戻されると、俺が親父みたく慕ってた鈴木さんが隣に座っていた。
敵に銃を向けながら俺の方を見る。
「すんません」
そうだ。今はこの戦いに集中しなくちゃ。
余計な事を考えてる暇なんてないんだ。俺たちに。
少し重たい銃を握り、相手の額めがけて引き金を引くとあっけなく敵は倒れた。
人の命を奪うなんて簡単だ。一瞬で終わる。
「おぅさっきぼけっとしてた割りには今日調子いいじゃねーか。」
「まーね。鈴木さんも早く仕事して下さいよ」
うるせえ生意気言うなガキが!とかなんとか言いながら鈴木さんも銃を発砲していく。
次々倒れていく奴等を見ながら二人で目を合わせながらにんまり笑った。
1レスだけですまんおやすみはし