テレビを見ている俺の隣で洗濯物をたたむ三橋が「ふぅ・・・」とため息をついた。
珍しいなと驚いてみると、三橋はどうも疲れた顔をしている。
家事と仕事の両立。疲れないはずがない。
かといって俺は家事なんてできないし・・・そうだ、肩でももんでやるか。
そう思って俺は三橋の後ろにまわった
「お、俺くん?!」
「肩でも揉んでやるよ。疲れてるんだろ」
「え、そんな・・・悪いよ?」
「夫婦なんだから遠慮するな・・・と、やっぱりこってるな」
「ふぅっ、イタッ・・・」
「痛いところがこってるんだよ、ちょっと我慢してろ」
「う、うん・・・」
(中略)
「はぁ、はぁ・・・」
「しまった、つい・・・逆に疲れさせちゃったな」
「ううん、大丈夫・・・それに」
「ん?」
「・・・き、気持ちよかった・・・よ?」