http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1196877581/991 とりあえずここまで。後でまた終わらせに来る
「待て。今回は俺が言う。お前は頼むから余計な事一つせず黙ってろよ。」
「・・・・・マジで。」
阿部はえらく必死だった。
まあ、彼女設定まで作って諦めさせようっていうんだから相当だろうな、とは思ってたけど、俺は面白くなかった。
こういう大事な話は俺がしたかった。
だが、確かに俺から言って、またなんか余計な事をしてこじれるのも気分が悪いし、
阿部と三橋の仲が再起不能になるまで悪くなっちまっても後味が悪い。
ここは阿部に任せるべきなのかもしれない。
「わかった。頼む。」
以下、阿部視点
まためんどくさいことになった。
ただでさえ三橋が最近、あからさまな態度すぎて困ってるというのに。
山澤が余計な事をしてからというもの、さらに三橋が積極的になってしまった。
もちろん、好意を持たれるのは悪くない。
変にビクビクされてる時は、それはそれでイライラした。
でも今のやけに意識されてるみたいな雰囲気はさらにやりにくくて困る。
ここまで来たら、一度ハッキリ言うべきなのかもしれないと思った。
だから、今回のことは俺が話そうと思った。
山澤に任せて、また変な期待させるような事を吹き込まれたらたまらない。
そう心に決めて、俺はいつもと違う教室に戻った。