ひざまずいた三橋の目前で、取り出した俺のをこれ見よがしにぶらつかせる。
「お、俺君の、…真っ赤…」
「お前が見てるから、こんなにパンパンなんだぜ。責任取ってくれよ」
三橋の手を取り、俺のを握らせる。三橋の手は汗でしっとりと湿っていた。
「…皮越しに、すごく、…ボコボコ してる、の わかる…」
「扱いてくれよ」
おそるおそる握った手を前後に動かす三橋。顔が真っ赤だ、俺のと同じ色。
「こうしてると、オレまで、ヘンに なっちゃう…」
「いい、いいぞ。もっと早く…動かせ」
「こんなに激しくして、イタく、ない の?」
「いいから、もっと…」
俺のを握らせた三橋の手。華奢な体型の割に所々タコがあって意外とごつい。
他人の手を使ってオナニーなんて倒錯的でクラクラする。
「っ、イくぞ三橋!」
「え、う、もったい ナイ よ!」
ぽろぽろぽろぽろ。
薄皮が裂け、中から白いものが床へと零れていった。
「ヘンなことさせるから、食べる前に破れちゃった よ、にんじん」
駄菓子のにんじんって、なんでにんじんってネーミングなんだろうな。