三橋「みっはみはにしてあげる〜♪」

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45陽だまりのミハシ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1196678300/392

オレのような存在にはあらかじめ活動できる時間が設定されている。
このからだの中からかすかに聴こえる、機械が回る音。
それが止まるのはまだずっと先のこと。


ある日の朝の話だ。
いつものように野菜のサラダを作っていると、かじられたような跡がついているのに気がついた。
それを***に話すと、
「それは野生のウサギだな、ときどき畑の野菜をかじっていくんだ」
その日はウサギのかじった野菜も気にせずに食べた。
でもオレはできればかじられていない野菜がいい、と思っていた。

また別の日の話だ。
***が使っている二階の奥の部屋以外なら好きに使用していい、と言われた。
二階の奥の部屋、のとなりの部屋へ入ってみた。
そこには大量の本が並べられていた。
この日からオレは何もすることが無い時間にここで本を読んでいた。
難しい内容の本がほとんどだったので、図鑑やさし絵のついた本を読んだ。
動物の図鑑にウサギのことが書かれていた。