三橋「みっはみはにしてあげる〜♪」

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146靴下責め
※阿部さんが変態注意

練習が終わった後、お腹が痛くて早帰りした栄口君の分も道具を片づけている内に、すっかり遅くなってしまった。
もうみんな帰ってしまったらしく、部室の電気は消えている。
一人で着替えるのは心細かったけど、そのままの格好で帰るわけにも行かず、仕方なく部室のドアを開けた。
みんなが着替えた後の汗くさい匂いがむわっと鼻先をかすめる。
着替えてる最中は全然気にならないけど、後から嗅いでみるとこんなにくさいのか、と思って少しびっくりした。
「・・・・・・三橋?」
「うっひゃあ!」
誰もいないと思っていた暗い部屋でいきなり声を掛けられたから、心臓が止まっちゃうぐらい驚いた。
手探りで電気のスイッチを探して明かりを付けると、阿部君が床に座り込んでいる。
「阿部 くん? まだ残ってたんだ ね」
「ああ、お前に頼みごとがあってさ。待ってたんだ。」
「へ へえ?」
おれに頼み事するなんて珍しいなあ、と思ってると、
阿部くんはポケットからいきなり靴下を取り出した。
元は真っ白だったんだろうそれは、足先の部分が汗と土で茶ばんでいて、酸っぱい匂いを放っている。
鼻が曲がりそうで、おれは思わず顔をそらしてしまった。
「ちょっとさ、舐めてみない?」
「ええっ!?」