阿部「三橋!お前のザーメンでフルーチェ作らせてくれ」
試合当日。
愛する廉を守るため、俺はアサルトライフルと鎖鎌、釘バットに手榴弾という装備で戦場に赴いた。
関係者以外ベンチに入れないというのがつらいが、廉のバッグには超高性能小型マイクをしこんであるので
少しでも怪しい動きをしたやつがいたら直ぐに応戦できる。準備万端父さんOK!!
今日は後攻らしいので、早速廉の晴れ姿が拝めるぞ!とわくわくして待っていたら…
「おや、三橋…さん?」
知らないデブに話しかけられた。誰だ?こんな脂ぎった親父知り合いにいないぞ?
「ええと…」
「ああ、阿部です。阿部隆也の父ですよ。おかしいな、前にも一度…」
あああああああ!!そうだった!このいやらしい目つき!あのド助平捕手にそっくりのメタボ親父!!
くっそーー!!いきなり目を汚された気分だ!とっととあっちいけ!しっしっ!!
「三橋君、素晴らしいコントロールですね。きっとたくさん練習なさったんでしょう」
お?俺の廉を褒めている?なんだ見かけよりいい奴なのかもこのメタボ親父。
「いえいえそんな。ただ、昔から、投げるのが好きで」
「おまけに、大変触り心地のいいお尻をしている。昔から、いい投手はお尻からといいましてね…」
え!!??
「あの、それはどういう?」
「この間、うちに来たときにね、マッサージしてあげたんですよ」
っておい!貴様ーーーーーーーー!!!!俺の廉のプリティヒップに触っ触っ…ゲホホォッ
触っただとおおおおおおおおおおお!!??許さん!!絶対に許さんぞ!焼き豚にして食ってやる!!
どれだ?どれで殺る?一触即発の緊迫感の中、俺がバッグに手を突っ込んで獲物を探っていると、
「それにしても、いいお尻は遺伝なんですな」
などと言って、メタボ親父は俺のお尻まで撫でやがった!!きめええええええええええええええええ!!!
全身にさぶいぼができる。ダメだ、父さんこんなボストロール相手に勝てる気がしない!!
一時戦線離脱だ。すまん廉。俺の天使…父さんはしばらく修行の旅に出るよ…
必ず最強の父さんになって帰ってきて、今度こそお前を守ってやるからな!!