俺ら「投下こいこい！」

イラストも漫画もパロディも続編も何でもおｋ。あなた好みの色に染めてご自由に使って下さい
ツインテール三橋絵すげーありがとう。めんこすぎて目玉落ちた。
ネタ切れで停滞中だったけど泉のフリーダム教室からヒントを得て書いてみた


ストーカー三橋


「目が痛てぇ…」
なんで玉ねぎってこんなに目にしみるんだろ。そんなことをぼやきながら、まな板の上の玉ねぎと格闘中の俺。
本日、昼をまたいで行われる調理実習の授業課題は、班ごとに分かれてのカレー制作。
てか、高校って調理実習あるもんだっけ？とか思ったが、それは大人の事情ってやつで軽くかわせるらしい。

まあ、事情はどうであれ、俺ってこういうの、けっこう燃えちゃうタイプなんだよね。
なので、個人的にスパイスとかも用意しちゃったり。
ターメリックさえ入ってればカレーだと思ってるやつは甘いぜ。市販のルーを使うやつなんて激甘だぜ！！　俺はこの鍋を誰にも譲らないんだぜ！
と、気合いは充分なんだが、問題は班分け。
なぜかがっつり三橋と同じ班になってしまったのだ――。
調理台の前で、やたらとフリルのついたエプロンにサニーレタスみたいなヘアバンド（？）を頭にのっけた三橋がスタンバっていた。
なあ、それって自前？　どこで買うんだ？？？　てか、もっと普通のエプロンと三角巾はなかったのかと。
突っ込みを入れようとするものの、しょっぱなから、
「オレ、でっかいにんじん好きだ」
とか言って、丸ごとにんじんを鍋に突っ込もうとしたりするわけで。本当に常識ないつーか。なんつーか。
ビシっと速攻で、戦力外通告！！　
お前は味見係！！　つまり、じっと座ってろってこと！！

ちょっときつく言ってしまったこともあって、今はしょんぼりうなだれて、ちょこんと椅子にこしかけている。
けっこうへこんでる様子だけど、そんなの無視！無視！
俺はカレーという名の大海に漕ぎだした一艘の子船。なめてたらすぐにインドの荒波にのみ込まれちまう！！