泉「三橋にカレーかけて喰いたい」

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326乾燥プルーン
過疎の賑やかし。途中までだが投げておく。
一部地域を再構成したため内容重複。完璧にオナニーだが過疎だしいいよな!

※  ス カ ト ロ 注 意 (着衣脱糞)

おそらく体質なのだろうが、三橋は乾燥プルーンを食べると便意を催す。
干し芋や乾燥マンゴーを食べてもそうはならないが、乾燥生姜になるとこれも腹に入ったがすぐさま腸がきゅるきゅると鳴る。
結局は相性ということなのだろう。

「マジで、すぐ出んだな」ぽっとんと水音が跳ねるのを聞いて、阿部は言った。「便利かも」
便利ってなんだ、と三橋は思ったがそういうことなんだろうと考え直す。
別に乾燥プルーンが好物ということもないし、下し薬の代用品としては上等だ。
なにしろ便に水気が増えるでもなし、すこぶる快便。
立ち上がって確かめてみると水中で固形を保ちながら泳いでいる。
阿部も肩口からのぞき込んでくる。「食物繊維で下るのかな」
「さぁ?体質、だから。お父さんもそうだよ。お母さんは、目にいいからって毎日食べてるけど」
「臭いも少ないし。色はちょっと白っぽいか?」
「黒くない?」
プルーンは中身も皮も黒いから濾されたとしても便は黒くなるものなのではないか。
空中に溶け出し始めた臭いにもあのベトついた甘みが混じっているように三橋には思えた。
阿倍の腕が肩を乗り越えてハンドルを大に回した。
「お前、ちょっとウンコ我慢してみろよ」
「はぁっ?」
「これ食えばいつでも出せんだろ?ギリギリまで溜めてみたら、どれだけでっかいのが出てくるか見てみねぇ?」
阿部君はバカか。
内心、三橋はあきれたが、自分の下腹を撫でている阿部の顔があんまり楽しそうだったので文句が出る前に口をつぐんだ。
「でも我慢なんて、オレ、したことないな。どれくらい、だろ?」
うーん、と阿部は首を捻る。
「便秘になると一週間くらい出なくなるって言うけど、病気とかはゴメンだよな。まあ、ほどほどに頑張ってみろよ」
「ホドホド」
よくわからないが、阿部が面白そうにしているので三橋は便乗することにした。
自分の体をおもちゃにするのは、慣れてみると楽しい。