>>958スレ立て乙
wiki保管なしでよろ。暴力しっこ諸々注意。しっこ最高。
両腕抑える必要なんかない。こいつは右手だけ封じれば思うがままだ。
手の甲はなまっちろくて筋張っていながらもわりとキレイなのに、
それに比べると驚くほどゴツゴツした掌にオレの左手を重ねて指を絡める。
激しくしたわけでもないのに押し付けたロッカーからガシャンとやかましい音がした。
「う、あ」
見開いた目が大事な右手の行方を捜して彷徨う。
重ねた親指をずらして三橋の手の平のくぼみをきつく押す。
「暴れたらわかってんな?」
押さえきれない笑いを必死で堪えながら念を押すと、口をパクパクさせながらうなずき返してきた。
相変わらずの間抜け顔だ。たまんねえ。
拘束した右腕を頭の上まで引きずって脇に鼻を突っ込み匂いをかぐ。
シャツ越しだからか想像していたような酸い匂いはなかった。つまんねーな。
鼻を押し付けながら首筋、もみあげ、それから耳の後ろとわざと鼻息を荒げて匂いを嗅いでやる。
「やっ、やめ、て くだ、さい。くさい、汗 くさい でしょう」
別に臭くはない。少し油っぽい匂いがするくらいで。
まあ夕方って誰でもそうだよな。オレ達成長期だしさ。
けれど顔を真っ赤にして鼻を啜るこいつの顔をもっと歪めたくて、オレはウソをついた。
「…ひひ。鼻曲がりそう」
揶揄すれば三橋は思ったとおりうろたえて、自由な左腕でオレの胸をつっぱねる。
てんで力が入ってない。